雪のようなこころで

寒い季節は家で過ごす時間が多くなります。

先日、庭一面に降り積もった雪を見ていたら

数年前に見た映画のシーンを思い出しました。

『神々と男たち』

1996年にアルジェリアで起きた武装イスラム集団によるとされる

フランス人修道士の­誘拐・殺害事件を題材に、人間の尊厳と使命を問う映画です。

テロリストの脅威に晒されながら、様々な葛藤の中で

修道士としての職責を貫く決心をするまでが描かれています。

キリスト教徒とイスラム教徒の人々が出てきますが

どのような信仰の形をもつのか、ということが大切なことではなく

どのように生きていくことが

信仰心を持って生きていくということであるのか

描かれているように感じました。

肉体の死は怖れることではない

というところの描写に、一番共鳴しました。

映画の中で出てくる静かな雪景色が

修道士たちの心の静寂さと重なって

とても美しかったのが印象的でした。

信じることは大切なことだけれど

どれだけ何を信じたか、ではなく

理解をよせることができたか

人のために何をすることができたか

のほうが大切なはずです。

人を理解し、喜びを伝えていくことのできる人間であるよう

進んでいけたらなと思います。